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中島翔哉に代わる2列目と「10番」は久保建英? それとも…欧州組・森保J、3つの注目点
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2020/10/02 20:02
攻撃の中心的存在だった中島翔哉の代役を務めるのは久保建英か?
年に数度、欧州でのマッチメークを
アジアのライバルである韓国は同時期にA代表対五輪代表の2連戦が予定されていますが、欧州でプレーする選手を呼び戻すことは見送っています。他国においては空いた国際Aマッチデーにマッチメークしようとしても断念せざるを得なかったパターンもあると聞いています。
ピンチをチャンスに変え、難しい状況下で最良のマッチメークを実現できたことは日本にとって大きな収穫です。来月も国際Aマッチデーが控えていますが、ここでも欧州での2連戦を検討しているとみていいでしょう。
長距離移動となるのは森保一監督と代表スタッフだけで、多くの選手は欧州内の移動の負担減にもなります。欧州組が代表の大半を占める今、これを機に年に数度、欧州でのマッチメークを考えてみてはどうでしょうか。
25人のメンバーは新顔に20歳の菅原由勢が入ったくらいで、ほぼ予想どおりでした。東京五輪世代は菅原を含めて7人入りました。来年3月に延期されたW杯アジア2次予選、その先の最終予選、来夏の東京五輪を見据えた編成になっています。
中島が招集外となり、再編成が必要に
注目はやはり2列目になるでしょうか。
森保監督は4バックの継続を明言しており、4-2-3-1を基本システムとすることに変更はないようです。
2列目はチームの立ち上げ時から中島、南野拓実、堂安律が中心になって攻撃のハーモニーを奏でてきました。しかしポルトで試合から離れている中島が招集外となったことで、チームのリスタートに際して再編成を迫られることになります。
正直、誰が入ってくるか読めません。強豪リバプールの一員となって充実一途の南野も鉄板とは言い切れません。トップ下にはフランクフルトで俄然、存在感を発揮してきた鎌田大地もいます。“打って良し、パスを出して良し”で運動量もあり、体も強い。