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デブライネ&サラーは当然! 注目の新星は? 水沼貴史が推す今季プレミア10人
text by
水沼貴史Takashi Mizunuma
photograph byGetty Images
posted2020/09/21 20:00
昨季ユナイテッドの空気をガラッと替えたブルーノ・フェルナンデス。今季初戦は敗れたが、1年通して質を保てるかがカギとなる
(8)カーティス・ジョーンズ/リバプール
南野、ナビ・ケイタとともにクロップ監督がチーム力底上げのために期待を寄せている19歳。昨季から徐々に出場機会を増やし、今季開幕戦ではヘンダーソンに代わって途中出場しました。中盤の競争は激しいですが、どこでもこなせる器用さがあり、攻撃的センスは他のライバルにはない特徴かもしれません。ハードワークの部分ではワイナルドゥムらに劣る部分はありますが、ボールに関わり続けることに優れている。前線3人への供給はチームにとっても生命線ですからね。同じ中盤ではバイエルンからチアゴを獲得しましたが、同じようにチーム内のマンネリを打破できる可能性を秘めていると思いますよ。
(9)カルビン・フィリップス/リーズ
その王者リバプールとの開幕戦で大健闘を見せたのが昇格組リーズ。中心を担うのが24歳のフィリップスです。知将ビエルサ監督に運動量と戦術眼、そして高いパス精度を買われてアンカーに抜擢。昨季(2部)はケガもあったみたいですが、37試合出場しています。先日はイングランド代表デビューも飾り、チャンピオンシップ(2部)の選手としては初めての事だったようですね。リーズには両ワイドにハリソン、コスタと勢いのある選手がそろうので、長短を織り交ぜたパス供給など、彼の良さを最大限に生かせるサッカーだなと感じました。リーズ躍進の象徴となれるか、注目です!