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本田圭佑のボランチ起用、アウトゥオリ監督に直撃取材! 「攻め上がって構わない」
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byPressinphoto/AFLO
posted2020/09/02 20:00
ボタフォゴではボランチの位置でプレーする本田圭佑。アウトゥオリ監督は攻撃的な姿勢を“容認”している。
14年前、内田を抜擢した男が……。
2006年に17歳の内田篤人をレギュラーに抜擢し、14年後の今年、34歳の本田圭佑をキャプテンとして、またボランチとして重用する男は、映画俳優顔負けの渋い声でにこやかに応対してくれた。
9月、ボタフォゴは南米大陸の約半分を占める巨大な国土を絶えず移動しながら、ブラジルリーグ7試合、コパ・ド・ブラジル2試合の計9試合をこなす。北と南では気候がかなり異なり、ピッチコンディションもまちまちだ。
8月に本田が休養した試合で活躍して、チーム内の序列を上げた選手もいる。キャプテンマークを腕に巻く背番号4とて、レギュラーの座が確約されているわけではない。
今後、過密日程をこなしながら、故障することなくコンディションを上げていけるかどうか。それが本田圭佑のブラジル挑戦の成否を分けるのではないかと考えている。