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松坂も清宮もいいけどあの世代も!
中年の星・福留孝介、韓国戦の一発。 

text by

田口元義

田口元義Genki Taguchi

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photograph byNaoya Sanuki

posted2020/05/23 09:00

松坂も清宮もいいけどあの世代も!中年の星・福留孝介、韓国戦の一発。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

第1回WBCの準決勝。韓国に2連敗していた日本が、福留孝介の本塁打の後、相手投手が死球・暴投と乱れて一気に勝負を決めた。

今季を球界最年長で迎えることになった43歳。

 '08年にメジャーリーグに挑戦し、翌年の第2回WBCでも連覇に貢献した。阪神に移籍後の'16年には日米通算2000安打を達成し、世代で初の名球会プレーヤーとなった。そして今年は、「球界最年長」の43歳でシーズンを迎える。

「松坂世代」や「田中世代」のような華やかさはないかもしれない。

 '77年生まれにとって、それは大きな問題ではない。今もなお第一線で奮闘する世代最後のプロ野球選手である象徴を誇り、「中年の星」として励みにできるだけでいいのだ。

 何より、WBCの大会が近づき、開催される度に、余韻に浸ることができる。

 新型コロナウイルスの影響で、来年に迫った第5回大会が'23年に延期となったが、あの場面が色褪せることはない。

 それほど、宿敵を沈めた福留孝介の一発は、痛快だった。

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