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コントレイルが皐月賞をひとマクリ。
「ディープの最高傑作」が真実味。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2020/04/20 11:50

コントレイルが皐月賞をひとマクリ。「ディープの最高傑作」が真実味。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

コントレイルとサリオスの2頭が、前評判とおりに他を寄せ付けない一騎打ちを見せた。

ディープの最高傑作になる可能性。

 3コーナーで迷わず外に出した福永の騎乗も見事だったが、それに応えて前をひとマクりにしたコントレイルの走りは圧巻だった。好位につけた過去3戦から一転して後方からの競馬となったのに掛からないなど、レースセンスもある。

 ホープフルステークス以来の勝利というのは昨年のサートゥルナーリアと同じだが、中112日での勝利は皐月賞の最長間隔勝利だ。

 生産者ノースヒルズの前田幸治代表は「ディープインパクトの最高傑作になる可能性がある」と以前から話していた。

 すでに世代最強を証明した感もあるが、5月31日の日本ダービーで、父につづく無敗の二冠制覇を目指す。

 先週の桜花賞につづき、とてつもないスケールの、無敗のクラシックホースが誕生した。

 なお、皐月賞の売り上げは153億7181万4700円で、前年比84.2%だった。ネットと電話投票だけでこの数字は、大健闘と言っていいだろう。

 
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