競馬PRESSBACK NUMBER
昨年は安田でアーモンドアイ撃破。
インディチャンプはマイルで輝く。
posted2020/04/24 07:00
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph by
Satoshi Hiramatsu
高松宮記念、大阪杯、桜花賞、皐月賞と4週続いたGIだが、今週はひと息入る。東西で重賞は3つ行われるがGIはない。もっとも出走を予定している馬の中にはGIホースの名もみえる。
日曜日の京都競馬場で施行されるマイルのGIIがマイラーズC。ここにエントリーしているインディチャンプ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)がGIホースだ。
同馬は昨年もこのレースに出走。2番人気に推されたがダノンプレミアムの4着に敗れた。その直前には東京新聞杯(GIII)を優勝していたが、本当の意味で彼の名を知らしめたのはむしろその直後。マイラーズCこそ敗れたものの、その後に挑戦した安田記念は見事に優勝。自身初のGI制覇を果たしてみせた。
昨年はアーモンドアイを撃破。
ADVERTISEMENT
安田記念でのインディチャンプは単勝19.2倍の4番人気。単勝1.7倍の1番人気に推されていたのはアーモンドアイだった。
この時点でのアーモンドアイはデビュー以来8戦7勝。デビュー戦で2着に敗れたのが唯一の敗戦で、その後7連勝中。それも桜花賞やオークスの牝馬三冠に加えジャパンC、そしてドバイへ遠征して制したドバイターフと5つのGIを全て勝利で飾っていた。
彼女が道中不利を受けたといえ、東京のマイル戦という底力が要求される舞台で最強馬に土をつけたのは立派。当時、音無調教師は次のように語っていた。
「デビュー前から期待をしていた馬でしたけど、ここにきてパンとしてしっかり調教を出来るようになってきました。それも大きかったけど、アーモンドアイを破れたのは祐一君が積極的に良い騎乗をしてくれたお陰です」