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Jでゴール荒稼ぎの外国人点取り屋。
番付にすると、横綱は誰になる?

posted2020/04/04 11:40

 
Jでゴール荒稼ぎの外国人点取り屋。番付にすると、横綱は誰になる?<Number Web> photograph by Toshiya Kondo

東京V、浦和で活躍したFWワシントン。大きな体を生かしたフィジカル、そして軽やかなボールさばきが絶品だった。

text by

茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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Toshiya Kondo

『Sports Graphic Number』は創刊1000号を迎えました。それを記念してNumberWebでも執筆ライター陣に「私にとっての1番」を挙げてもらう企画を掲載します! 今回はスポーツ百珍でおなじみの茂野聡士氏による「Jリーグ外国人ストライカー番付」。懐かしい顔ぶれが並ぶリストは、Jリーグサポーターならずとも必見です。

 2020シーズンのJリーグで個人的に「1番」楽しみにしていたポイント。それは外国籍アタッカーたちの活躍である。

 今季のJ1開幕戦となった2月22日、柏レイソルと北海道コンサドーレ札幌はシュート本数50本近く、4-2というオープンな撃ち合いだった。

 オルンガの大きなストライドとフィジカルを生かした2ゴール、クリスティアーノの強烈なミドルと技巧的なアウトサイドパス……J1復帰した柏が優勝候補のダークホースというのも納得の破壊力だった。

 一方、負けたとはいえ札幌もジェイの空中戦とチャナティップのドリブルによる地上戦で何度もチャンスを作っており、彼らが今季の攻撃の中心なんだろうなと感じた。

 J1開幕前に開催されたゼロックス杯もそうだ。

 9人連続PK失敗なんてはるか昔に感じるが、ヴィッセル神戸vs.横浜F・マリノスは3-3の打ち合いで、そのうち3ゴールは外国籍選手。特にイニエスタがマーカー2人のわずかなスペースをついてラストパスを送り、反応したドウグラスが決めた先制点には「今シーズン、この2人で何ゴール荒稼ぎするんだろう」なんて思ったものだ。

 そんなワクワク(相手にとってみればビクビク)させてくれる点取り屋たちが、これまでのJリーグには常に存在してきた。今季はそのムードが高まっていただけに――となってしまうと気が滅入ってしまうので、過去の名ストライカーで「誰が1番、確実にゴールを仕留める男だったんだろう」と調べたくなった。

ゴール数ではなく、1試合平均で算出。

 単純にゴール数で調べてみるか。でもそれだとJ在籍が2、3シーズンほどの短さで圧倒的な成績を残した選手が少し不利かも? など考えながらJリーグ公式サイトの「通算得点ランキング」を見てみると「1試合平均」という項目があった。これならば“どれだけコンスタントに得点を奪っていたか”が分かる。そこに「J1通算で50試合以上出場」という縛りをつければ、複数シーズンで活躍した選手が浮かび上がってくるんじゃないか。

 そんな感じで算出したランキング、せっかくなので相撲の番付風にしてみよう。相撲の東西に当たる振り分けはどうしようか……と思いつつチェックしていくと、やはりブラジル人FWが圧倒的に多いことに気づかされる。よし、東西から大きくかけ離れるけど「ブラジル人選手」、「ブラジル以外の国籍」に分けてみることにした。

 果たして横綱、大関は誰になるのか――。J開幕の1993年から2019年終了時のデータによると、以下の通りだ。

【次ページ】 “ブラジル横綱”は納得の選出。

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