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高木俊幸、善朗、大輔3兄弟の宿命。
「将来は3人全員J1の舞台で……」
posted2018/03/06 17:00
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph by
Takahito Ando
「大輔もトシも新天地でノビノビとやって結果も出ているので、僕も頑張らないといけない」
今季、J2東京ヴェルディからJ2アルビレックス新潟に移籍した高木善朗は、長男・俊幸と三男・大輔から大きな刺激を受けていた。
今年は高木家においても大きな転換期だった。
三兄弟の長男・俊幸が浦和レッズからセレッソ大阪に移籍し、三男・大輔も東京ヴェルディからJ2レノファ山口に移籍した。高木三兄弟が1シーズンで同時に移籍するのは、今回が初めてのことだった。
それぞれの新天地での心機一転を図る2018年。最初に結果を出したのは長男・俊幸だった。
兄弟2人が、開幕早々ゴールを決める!
2月のゼロックススーパーカップ・川崎フロンターレ戦で、高木俊幸は64分に途中投入されると、78分にスルーパスに抜け出し、GKとの1対1で冷静にゴールを決めた。2018年公式戦初戦で、いきなり移籍後初得点を挙げて勝利に貢献したのだ。そして3月2日のJ1第2節でスタメンを飾り、43分にゴールをマーク。新戦力として着実に結果を残している。
三男の大輔も2月25日、J2開幕戦のロアッソ熊本戦で先発すると、9分にチームの2点目をマーク。兄に続いて移籍後初ゴールを決めて、開幕戦勝利に大きく貢献した。
一方で二男の善朗は開幕戦で76分に途中投入されたが、結果を残せぬまま終わった。
「焦りというものはありませんでしたが、自分も早く結果出したいなとは思いました。2人とも移籍してノビノビやっているように感じたし、何より今年に懸ける気持ちの強さを感じた。
もちろん僕も今年に懸ける思いはある。逆に凄く自分の背中を押してくれたと思います」