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マンUウッドワード副会長の功罪。
なぜ超拝金主義者が強化担当に?
text by
粕谷秀樹Hideki Kasuya
photograph byGetty Images
posted2020/02/13 19:00
ユナイテッドのウッドワード副会長(右)。ビジネスの才覚がある一方で、強化の分野については……。
スールシャール、意地を見せてくれ。
そして、最も肝を据えるべきはスールシャール監督である。
「リバプールのユルゲン・クロップ監督だって、現在のチームを創るまでに4年もかかった。私にも時間が欲しい」
確かにクロップは4年かかったが、就任初年度から自分のカラーを打ち出そうとはしていた。しかしスールシャールはノープラン。基本的なゲームプランさえ構築できていない。そんな監督に長い時間を与えていたら、いつまで経っても復活できない。
パワープレーが必要となる後半追加タイムにもストロングヘッダーのマグワイアを前線に上げず、最終ラインに4枚も残す消極策を続けている限り、あちらこちらで解任論が巻き起こる。いや、結果がどうあれ九分九厘、今シーズン限りで退任だ。
前述した弱気すぎるひと言で、経営陣はスールシャールを見限った。それならば、最後くらいは男の意地を見せてくれないか。第25節時点で4位チェルシーとは6ポイント差。あっという間に逆転できる。弱音を吐いている場合ではない!