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女子スケボーは五輪メダル確実!?
なぜ日本人選手はここまで強いのか。
text by
吉田佳央Yoshio Yoshida
photograph byYoshio Yoshida
posted2020/01/31 11:30
昨秋から岡本碧優がルーティーンに取り入れた“キックフリップインディー”。五輪本番で金メダルを獲得するにはさらなる難易度のトリック習得が不可欠だ。
シンデレラガールがまた現れるかも!?
他競技ではすでに出場が内定した選手もいるが、スケートボードに関して言えばこれからが本当の勝負であり正念場だ。
男子と女子、パークとストリート問わず次のコンテストまで期間が空く今は新たなトリックの習得には絶好の時期だと言える。大げさに言えば、シーズンオフにどれだけ滑り込んで新たなトリックを習得できるかが、オリンピックの出場権はもちろん、メダルの行方を左右すると言っても過言ではないだろう。
この1年で岡本が一躍メダル候補に躍り出たように、今年もそのようなシンデレラガールが現れても何らおかしくない。
現状だけを見ると、一見日本勢が圧倒的な強さを見せているように見えるが、シーンの急成長中にある女子パークは、すぐに順位が入れ替わる危険性も同時にはらんでいる。
選手たちはそのようなことは百も承知であろうが、もし“無双モード”だと思っている人がいれば楽観視はできないとこの場であえて進言させていただきたい。
本当の勝負はこれからなのだから。