ブンデス・フットボール紀行BACK NUMBER
遠藤航が加入のシュツットガルト。
斬新な監督、ブッフバルトも参画?
text by
島崎英純Hidezumi Shimazaki
photograph byGetty Images
posted2019/09/30 11:15
ベルギーのシント・トロイデンからドイツ挑戦を決めた遠藤航。1部復帰の立役者となれるか。
ブッフバルトが会長に立候補する?
遠藤は連日、精力的にチーム練習に取り組んでいます。週1回のドイツ語講習も欠かしていません。今の彼は意欲に満ちています。本人と会って確認しました!
シュツットガルトでの所用を終えた後、時間があったのでシュツットガルト中央駅近くでビールでも飲もうかなと思ったら、なんと現在駅構内は改装中で店が一軒も開いていない!
そういえば半年ほど前、かつてJリーグの浦和レッズでプレーし、監督も務められた元ドイツ代表DFにしてVfBシュツットガルトのレジェンド、ギド・ブッフバルトさんとお会いした際に、彼にこんなことを言われたのを思い出しました。
「シュツットガルト中央駅の工事は、もう何年も前から着工しようと準備していたんだけど、予算や建築計画の不備などから一向に進んでいなかったんだよ。なんだか焦れったいよね。まるで最近のVfBみたいだよ」
そのブッフバルトさん、なんと12月のVfB会長選挙に立候補する可能性があるそうです。現場ではバルター監督、そしてフロントサイドにもしブッフバルトさんが参画したら、2部クラブなのに平均観客数が約5万人に達する“名門”VfBに変革が起こりそうです。
だから(遠藤)航選手、頑張って。電車で約1時間半の距離を隔てたフランクフルトから、熱烈に応援しております。