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堂安律、PSVデビュー戦の手応えは?
オランダ代表揃いで「感覚が合う!」。
text by
本田千尋Chihiro Honda
photograph byGetty Images
posted2019/09/19 12:10
後半34分。元ポルトガル代表選手FWのブルマと交代する堂安律。右MFとしてプレーした。
まずはエールディビジの優勝を目指す。
パクが本当の意味で結果を残すのに、およそ3年の月日を要したことを考えれば、さほど焦る必要はないのかもしれない。
PSVは堂安と5年契約を結んでいる。もちろんパクと違い、堂安は既にオランダで2シーズン過ごしているので、環境への適応の問題はクリアしている。より早くチームメイトとの相互理解を進めることができるはずだ。堂安も、次のように力強い言葉を残した。
「1カ月後、2カ月後にはね、もちろん自分が主役になってやっているように僕はイメージしていますし、そのイメージしかないです」
もし堂安が、この宣言どおりに今季からPSVの主力に定着し、オランダ代表クラスの選手たちと絶妙なコンビネーションを見せ、まずはエールディビジの優勝に貢献できれば――。
それはアイントホーフェンの街に日本人選手が刻む、新たな“歴史”の1ページとなるに違いない。