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堂安律、PSVデビュー戦の手応えは?
オランダ代表揃いで「感覚が合う!」。
 

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本田千尋

本田千尋Chihiro Honda

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posted2019/09/19 12:10

堂安律、PSVデビュー戦の手応えは?オランダ代表揃いで「感覚が合う!」。<Number Web> photograph by Getty Images

後半34分。元ポルトガル代表選手FWのブルマと交代する堂安律。右MFとしてプレーした。

PSVにおけるアジア人の歴史を変える!

 このようにPSVをCLのベスト4に導く原動力となり、イングランドのビッグクラブに移籍を果たした“レジェンド”のように、アイントホーフェンで堂安も“歴史”を築き上げることができるのだろうか。

 もちろん時代もポジションも違うので、パクと堂安を単純に比較するには無理があるだろう。そして堂安自身、「ここで何か新しい変化を加えたい」と語るに止まっているので、PSVにおける“アジア人の歴史”そのものを塗り変えることまでは考えていないようだ。

 決して「韓国のイメージ」を否定するつもりはない。フローニンゲンで成し遂げたように、日本人サッカー選手の、日本人の価値をアイントホーフェンでも証明する――そんなところだろうか。

「所詮日本のA代表やろ、って思われても嫌やし」

 堂安は、「プライド」を内に秘めて戦っている。

 オランダ代表クラスの選手たちとの共演に、決して物怖じすることなく、クラブ史上初の日本人選手は「負けていないと思っています」と言い切る。

「歳が近い選手ばかりで刺激になりますけど、彼らに所詮日本のA代表やろ、って思われても嫌やし……日本の代表として戦っている気持ちで、オランダに来てやっています。

 もちろんポジション争いに勝ちたいですし、名門のPSVで俺が活躍することができれば、日本代表は素晴らしいな、って感じてくれると思うんです。その辺りは、日本を代表する選手としてプライドを持ってプレーしています」

 アイントホーフェンの街の人たちに存在を証明するには、まず、マルク・ファンボメル監督をはじめ、PSVの選手たちに力を認めてもらう必要があるのは言うまでもないだろう。

 だが、一度「すごくいい連係を構築」し、「アタッカーとして」「個を極めながら周りの選手との関係を高めていくことができれば」、イハッタレン、マレン、ガクポ、ベルフワイン、ダンフリース……これほど心強い仲間たちも存在しないのではないか。

【次ページ】 まずはエールディビジの優勝を目指す。

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