フランス・フットボール通信BACK NUMBER
監督、解説者から商店主まで──。
クライフ時代のバルサ選手たちの今。
text by
ロベルト・ノタリアニRoberto Notarianni
photograph byPascal Rondeau/L'Equipe
posted2019/09/17 11:15
チャンピオンズカップを制したいわゆる「ドリームチーム」の面々。
ロシアやカタールなどを巡る。
ホセマリ・バケロ(MF、56歳):クラブ首脳
1999~'15年にかけてスペインでコーチ、スポーツディレクターとして活動(マラガB、レアル・ソシエダ、バレンシア)した後、彼は活動の場を世界に広げた(メキシコのプエブラ、ポーランドのポロニア・ワルシャワとレフ・ポズナニ、ペルーのファン・アリウチ、ベネズエラのデポルティボ・ラ・グアイラ)。
'17年にバルサに復帰し、現在は育成コーチを務めている。
ミカエル・ラウドルップ(MF、55歳):監督
現役引退後は指導者に転身し、モアテン・オルセン監督のもとデンマーク代表のアシスタントコーチを2000年から務めた。監督になったのは'02年のブロンビーが最初で、4シーズンを過ごした後にスペイン(ヘタフェ、マジョルカ)、ロシア(スパルタク・モスクワ)、ウェールズ(スウォンジー)、カタール(レフウィア、アルライヤン)などの国を巡り、今年初めにデンマークに帰国した。
1994年のバロンドール受賞者の今。
フリオ・サリーナス(FW、57歳):メディア解説者
現役時代はストライカーとして活躍した彼は、現在はスペインの様々なメディア(RNE、RCA1、TVE、TV3、ムンド・デポルティーボ)で解説者を務めている。
フリスト・ストイチコフ(FW、53歳):テレビ解説者
1994年のバロンドール受賞者である彼は、'04年から'13年までの間、ブルガリア代表とセルタ・デ・ビーゴ、マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)、リテックス・ロベツ、CSKAソフィアの監督を務めた。その後はマイアミに移住し、スペイン語のテレビ局ユニビジョン・デポルテスの解説者に収まっている。
こう見るとクライフの薫陶を受けたせいか監督として活躍しているものが多い。そして当時の監督であったヨハン・クライフだが、2016年3月24日に68歳で逝去したのは周知のとおり。