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監督、解説者から商店主まで──。
クライフ時代のバルサ選手たちの今。 

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ロベルト・ノタリアニ

ロベルト・ノタリアニRoberto Notarianni

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photograph byPascal Rondeau/L'Equipe

posted2019/09/17 11:15

監督、解説者から商店主まで──。クライフ時代のバルサ選手たちの今。<Number Web> photograph by Pascal Rondeau/L'Equipe

チャンピオンズカップを制したいわゆる「ドリームチーム」の面々。

監督として獲得したタイトルは27。

エウゼビオ・サクリスタン(MF、55歳):監督

 現役時代は攻撃的なミッドフィールダーであった彼は、2003~'08年にはフランク・ライカールト監督のもとバルセロナでアシスタントコーチを務めた。

 その後はセルタ・デ・ビーゴ、バルセロナB、レアル・ソシエダの監督を歴任し、昨季はジローナFCの監督に就任するがクラブの2部降格とともにこの6月に辞任。

ペップ・グァルディオラ(MF、48歳):監督

 知性溢れるプレーと卓越した戦術理解力で傑出していた現役時代。引退後もその能力の高さで類稀な監督となった。バルセロナではBチーム(2007~'08)の後にAチームの(2008~'12)監督を歴任。さらにバイエルン・ミュンヘン(2013~'16)を経て'16年7月からマンチェスター・シティの監督に。これまで監督として獲得したタイトルは27を数える。

ウンズエではなく、ロドリゲスだった。

ファンカルロス・ウンズエ(MF、52歳):監督

 左サイドのMFから最後は左サイドバックにコンバートされて現役を終えた彼は、この6月までかつてのチームメイトであったエウゼビオが監督するジローナでアシスタントコーチを務めていた。それ以前はバルセロナのGKコーチ、セルタ・デ・ビーゴ、バルセロナでルイス・エンリケのアシスタントコーチを歴任。また自身もヌマンシアとサンタンデル、セルタ・デ・ビーゴの監督を務めた。

(訳者注:92年決勝でスタメンとしてピッチに立ったのはファンカルロス・ウンズエではなくファンカルロス・ロドリゲスで、ウンズエとしたのはロベルト・ノタリアニ記者の誤解。編集部のチェックからも漏れてしまったようである。ちなみにファンカルロス・ロドリゲスは現在54歳だが職業は不明。ただしレアル・バジャトリッドで継続的に仕事に就いていることが確認されている)

【次ページ】 ロシアやカタールなどを巡る。

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