フランス・フットボール通信BACK NUMBER
監督、解説者から商店主まで──。
クライフ時代のバルサ選手たちの今。
text by
ロベルト・ノタリアニRoberto Notarianni
photograph byPascal Rondeau/L'Equipe
posted2019/09/17 11:15
チャンピオンズカップを制したいわゆる「ドリームチーム」の面々。
控え目な性格が災い?
アンドニ・スビサレッタ(GK、57歳):スポーツディレクター
アスレチック・ビルバオ(2001~'04)とバルサ(2010~'15)でスポーツディレクターを務めた後、'16年10月27日からオリンピック・マルセイユで同職に就任。
チームの改革に心血を注ぐが、控え目な性格が災いして劇的な変化をもたらすには至っていない。
アルベルト・フェレール(DF、49歳):テレビ解説者
元右SBのフェレールは、メディアで解説者の仕事をする傍ら監督業にも携わっている。ラジオのオンダ・セロ(Onda Cero)やテレビのラ・セクスタ(La・Sexta)、今日ではスポットでアンテナ3の解説もこなしている。監督ではフィテッセ、コルドバ、マジョルカを歴任、現在はFCバルセロナのOBチーム、バルサ・レジェンズの指揮を執っている。
「商店主」になった選手は?
ロナルド・クーマン(DF、56歳):監督
リベロとしての選手キャリアを1997年に終えた彼は、フース・ヒディング監督のもとオランダ代表アシスタントコーチを'98年ワールドカップまで務めた後、ルイス・ファンハール監督下のバルセロナでも'99年12月までコーチを続けた。その後はフィテッセ、アヤックス・アムステルダム、ベンフィカ・リスボン、PSVアイントホーフェン、バレンシアCF、AZアルクマール、フェイエノールト・ロッテルダム、サウサンプトン、エバートンの監督を歴任。'18年2月からはオランダ代表監督を務めている。
ナンド(DF、51歳):商店主
現役時代はセビージャ、バルサ、レアル、エスパニョールでセンターバックとしてプレー。現在はセビージャに住み、商店を営み雑誌を販売している。