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ブラジル人記者も笑うしかない、
PSG残留ネイマールに待つ茨の道。

posted2019/09/06 08:00

 
ブラジル人記者も笑うしかない、PSG残留ネイマールに待つ茨の道。<Number Web> photograph by Getty Images

二転三転の挙句、結局パリにとどまることになったネイマール。その未来は明るいのだろうか。

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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Getty Images

 9月2日午後、渦中のネイマールがブラジル代表(セレソン)が宿舎とするマイアミ市内のホテルに姿を現わした。セレソンは、6日にマイアミでコロンビア代表と、10日にロサンゼルスでペルー代表と強化試合を行なうのだ。

 そのための合宿がこの日からマイアミで始まり、合流したのである。

 やや硬い表情で、代表スタッフやチームメイトらと挨拶を交わす。親友ダニエウ・アウベス(サンパウロ)の姿を見つけると、急に表情が和らぎ、固く抱き合って言葉を交わす。ここで初めて笑顔がこぼれた。

 この日の夕方、セレソンは地元のマイアミ・ドルフィンズ(アメリカン・フットボール)のトレーニングセンターで初練習を行なった。

 練習前、ネイマールはドルフィンズに所属するブラジル人選手からアメリカン・フットボールのボールを渡され、薄い笑みを浮かべてキック。その表情は、切望していたバルセロナ復帰が実現しなかったショックを、懸命に押し隠しているようだった。

3カ月で揺れ動いたネイマールの身辺。

 5月25日にコパ・アメリカの準備のための代表合宿に参加してから3カ月あまり、ネイマールの身辺は激しく揺れ動いた。

 6月1日、若いブラジル人女性から「5月中旬にパリ市内のホテルで暴行された」と訴えられると、5日のカタール代表との練習試合で右足首を強く捻挫。この負傷によって、主力として活躍が期待されたコパ・アメリカ出場が不可能となった。

 その翌日には松葉杖姿でリオの警察に、13日にサンパウロの警察に出頭し、暴行疑惑に関する尋問に答えた(その後、証拠不十分で不起訴となった)。

【次ページ】 レオナルドSDも頭を抱えた練習欠勤。

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