では、1位じゃない記録って？

　ゴールにしろ、バルサが設定した7億ユーロ（約880億7500万円）にも及ぶ移籍金にしろ、あらゆる数字でサッカー界の頂点に立っているメッシ。その一方で「まだ1位じゃない記録」も存在する。ちょっと気になったものをいくつかピックアップしてみる。

　もっとも有名なのは、CL通算ゴール数だ。

＜CL通算ゴール数トップ5　※transfermarktより＞
1位：ロナウド　126ゴール
2位：メッシ　110ゴール
3位：ラウール　72ゴール
4位：ベンゼマ　60ゴール
5位：ファン・ニステルローイ　56ゴール

　2人の数字だけおかしなことになっている。それと同時にメッシ以外は全員マドリー所属経験者というのも、白い巨人の底力を感じる。

　何よりロナウドのCL男っぷりがえげつない。これだけ決めてくれたからこそ、マドリーは前人未到のCL3連覇を果たせたわけである。ユーベに移籍したロナウドはアヤックス相手に負けたとはいえ、今季も6ゴール。この調子なら来季以降もまだまだ健在だろう。お互いがゴール量産し続ける限り、差はなかなか詰まらなさそうだ。

実は物凄いシャビのCL出場数。

＜バルサにおけるCL出場試合数　※バルサ公式Twitterより＞
1位：シャビ　157試合
2位：メッシ　133試合
3位：イニエスタ　132試合
4位：プジョル　120試合
5位：ビクトル・バルデス　110試合

　ユナイテッドとの連戦で、メッシは盟友イニエスタの記録を超えて2位になった。ただしイニエスタと名コンビだったシャビは、まだメッシを24試合も上回っている。現状のフォーマットだとCLがグループリーグ6試合、決勝トーナメントが最大7試合なので、シャビを超えるためにはあと最低でも2シーズンはプレーする必要がある。

　そう考えると、シャビのコンスタントなプレーぶりも凄かったのだ。

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