JリーグPRESSBACK NUMBER
藤枝36歳DF秋本倫孝の心に刺さった、
タイの地で戦う日本人の姿。
text by
![渡辺功](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
渡辺功Isao Watanabe
photograph byJ.LEAGUE
posted2019/04/11 10:00
![藤枝36歳DF秋本倫孝の心に刺さった、タイの地で戦う日本人の姿。<Number Web> photograph by J.LEAGUE](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/7/e/350/img_7efe6f320f6806ec8ded76bb7ea4abef153001.jpg)
タイでの生活でひと皮剥けた36歳秋本倫孝。ベテランがJ2昇格を目指す藤枝MYFCを牽引する。
日本に戻った理由とは。
プロ生活15年目、チーム最年長の36歳。すっかりベテランと呼ばれる立場になったが、あと5年くらいは現役を続けるつもりだ。ただ、日本に帰って来た、もうひとつの理由は、指導者への興味が生まれてきたことだ。
「清商の大滝(雅良)先生をはじめ、これまで自分は出会う人に、本当に恵まれてきたから。そういう人たちとの出会いのなかで自分がやってきたことを、伝えてみたくなった。タイで監督をやっていた和田昌裕さん(現ツエーゲン金沢強化・アカデミー本部長)や、神戸清雄(現ノーンブア・ピチャヤ監督)さんに話を聞かせてもらう機会があって。ああやって日本人が海外で、ひとりで戦っている姿を見ると、心にグッとくるモノがあったから。
将来、指導者ライセンスが取れたときには、日本でチャンスを待つのではなく、どこかアジアのチームで監督をやって勝負してみたい。それができたら面白そうだなって」
確かな目標があるから、夢中でいまに取り組める。3年半ぶりのJリーグ復帰は、終わりに向かうためではなく、次の始まりのための第一歩だ。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)