野球のぼせもんBACK NUMBER
“右の柳田悠岐”になるはずだった男。
真砂勇介は、今年こそ化けるか?
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byKotaro Tajiri
posted2019/02/28 10:30
ロングティーの練習をする真砂勇介。走力、遠投、背筋力などの身体能力でズバ抜けており、未来の大砲としての期待が大きい。
狙い目は……内野の方か。
あとは、結果だ。
ただ並大抵ではダメだ。
ホークスの外野陣は柳田、上林、そして中村晃でほぼ決まりだ。彼らにアクシデントでもない限り、普通に考えればチャンスは巡ってこない。
隙があるとすれば内野の方だ。なかでも三塁手は松田宣浩を脅かす存在が台頭せず、ホークスの大きな課題となっている。
「高校1年生の時は内野もやっていて、試合でファーストも守っていました。だけど高校レベルで“クビ”になった守備ですから」と真砂は言う。
そもそも外野から内野の転向は難しいのは承知の上だ。だが、この世界で生き残りたいのなら、事を起こすべきかもしれない。
キャンプが終わる頃に提案するのも恐縮だが、勝負する手はいかがだろうか。