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欧州サッカー界の異端児ナインゴラン。
「喫煙、タトゥーをなぜ隠すのか?」 

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バレンティン・パウルッツィ

バレンティン・パウルッツィValentin Pauluzzi

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photograph bySebastien Leban/L'Equipe

posted2018/12/28 10:00

欧州サッカー界の異端児ナインゴラン。「喫煙、タトゥーをなぜ隠すのか?」<Number Web> photograph by Sebastien Leban/L'Equipe

ナインゴランの背中には、母親の誕生日と命日のタトゥーがある。カトリック教徒でもある。

「僕はすべての人間を許容する」

――あなたは同性愛排斥に反対する運動にも加わっています。それもまた身近に感じているテーマですか?

「双子の妹がホモセクシャルなんだ。でも彼女は幸せに暮らしている。彼女の影響もあって、僕も関心を持っている。

 僕の考え方はシンプルだ。

 もしも病気の子供に憐れみを感じたら、誰の迷惑にもならない選択をした人間に対しても同じ視線を向けるべきだ。

 ひとりの人間の未来と幸福は、第三者が決めるべきことではない。

 僕はすべての人間を許容する。

 それが僕の人生におけるヴィジョンなのだから」

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