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欧州サッカー界の異端児ナインゴラン。
「喫煙、タトゥーをなぜ隠すのか?」 

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ヴァレンティン・パウルッツィ

ヴァレンティン・パウルッツィValentin Pauluzzi

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photograph bySebastien Leban/L'Equipe

posted2018/12/28 10:00

欧州サッカー界の異端児ナインゴラン。「喫煙、タトゥーをなぜ隠すのか?」<Number Web> photograph by Sebastien Leban/L'Equipe

ナインゴランの背中には、母親の誕生日と命日のタトゥーがある。カトリック教徒でもある。

「自分の限界を置かないようにしている」

――そうした子供時代の困難な経験がプレースタイルにも反映されていると思いますか?

「特に僕のスタイルというわけじゃない。選手はそれぞれ自分のスタイルがある。テクニカルな選手もいれば、屈強なタイプもいる。スピードのあるタイプも、知性で勝負するタイプもいる。

 僕が昔からずっと持ち続けているのは、進歩したいという意志だ。年とともに、そして試合ごとに、僕は自分の限界を置かないようにしている」

――代表監督だったジョルジュ・レーケンスは、あなたにはベルギー人にはない勝者のエスプリがあると述べています。

「彼は僕にフランス語で話しかけた。僕がフラマン語を話したくないと思っていたからだ。そのことが、彼が僕をどう理解していたかを物語っている。

 ただ、そこを別にすれば、それもまた僕のプレースタイルの一部だ。僕には大きな才能があるけれども、何かに抜きんでていたわけではなかった。僕のスタイルがチームメイトとの競争に適していたに過ぎない」

「本物のサッカー選手になったのはイタリアで」

――ベルギーを復活させた育成改革の申し子ではないあなたは、サッカーに関してはイタリア人のように見なされています。

「僕が育ったのは別の系統だった。ベルギーを離れたのは随分昔のことで2005年だった。ベースはベルギーで学んだが、技術・戦術面で本物のサッカー選手になったのはイタリアにおいてだった」

――あなたは以前こう言っています。「僕は今のポストが好きだ。守備も構築もフィニッシュもすべてできるから」と。その3つの中では何が一番好きですか?

「優れたチームとは、コレクティブな貢献ができる優れた選手たちによって構成されたひとつの身体のようなもので、僕もその一部だ。

 僕はチームメイトのために貢献したい。

 チームという身体が最も効果的に機能するために」

【次ページ】 「17歳で僕はサッカー以外のすべてを棄てた」

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