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蘇った新日本プロレスのエース。
棚橋弘至は2019年も輝けるか?
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2018/12/22 10:00
何度も挫折から這い上がってきた棚橋弘至。次の決戦1.4東京ドームでは、また新しい棚橋弘至を見せてくれるのか?
“ベスト・バウト・マシーン”との決戦。
ともあれ、棚橋には今回の受賞で「平成最後のプロレス大賞男」という冠がついた。
実は、「平成最後のG1優勝者」も棚橋だった。
2019年の春には元号が変わる。次の新しい元号でも「○○最初のプロレス大賞男」になる――それこそが「100年に1人の逸材」にぴったりなストーリーだろう。
棚橋が「予想してなかった」という2018年のプロレス大賞MVPだったが、「2019年はのっけから取りにいきます」と宣言した。
1月4日はオメガとの戦いだ。念願のIWGPのベルトは、すぐそこに待っている。
“ベスト・バウト・マシーン”と自らを呼ぶオメガとのプロレスに対する考え方は、一見、水と油のように異なるようにも思えるが、リング上でそれがどのように反応するのかは興味深い。
「クソ有名になってやりますよ」
棚橋は肉体の不安を抱えながらも、「新しい扉を開く」と宣言した。