欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
酒井高徳がブンデス2部で新境地。
キャプテンは辞退しても立場は不変。
text by
寺野典子Noriko Terano
photograph byGetty Images
posted2018/12/01 11:00
ハンブルガーで奮闘する酒井高徳。日本代表引退後も、クラブでは主力としてプレーしている。
今もチームのスポークスマン。
「首位をキープできたのは大事だなって。でもここで3ポイント重ねれば、2位との差はもちろんですけど、3位4位あたりと大きくポイントを離せたはず。そこは非常に大事なことだった。
前半戦が終わるまでには3位以下と差をつけておきたいと思っているので、残念な結果ですね。でも、先制点を取られながらも逆転できたことは大きい。そこのメンタリティの強さというのは、見せることができた」
試合後、昨季同様に多くの地元記者が酒井を囲んでいた。キャプテンでなくなっても、チームのスポークスマンという立場は変わらないようだ。取材を受ける酒井の手にはキャプテンマークがあった。
初めての2部リーグを戦うHSVにとって、酒井の存在の重要性はさらに増しているのかもしれない。