【NSBC補講I】 池田純のスポーツビジネス補講BACK NUMBER
W杯に湧く今が最大のチャンス。
サッカーが本当に根付く“企画”を!
text by
池田純Jun Ikeda
photograph byGetty Images
posted2018/07/02 07:00
今回のW杯でも日本代表戦後の渋谷に、多くのサポーターが集まった。
寛容で大きな視点と視野を持って。
大切なことは、この最高のタイミングに、「サッカーの普及」「サッカーの未来」を大きな視点で考えることです。その寛容で大きな視点と視野が、地域での自分たちのクラブの支持者を増やすことにもつながるでしょう。
今回の「Number Sports Business College」で講師を務めてくださった桑田真澄さんもおっしゃっていました。自分たちのことではなく、「日本の野球の発展のため」という視野で、メジャーリーグのように、野球を考える人たちが重要だと。自分たちの球団経営や、親会社のメリットのためではなく、“野球全ての発展”という大きな視野と心で。
それは、2019年に日本で開催されるラグビーW杯でも同じことがいえます。
熱狂的な期間があるスポーツは、ファンを惹きつけるきっかけを作りやすいという点で可能性が非常に大きい。その分、可能性を活かしきれるかどうかは協会やチームの手腕にかかっているでしょう。
サッカー人気は、まだまだ高め、より盤石にすることができるはずです。