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大谷翔平はMLB最先端理論も体得!
フライボール革命とカーブの復権。
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byGetty Images
posted2018/05/11 07:00
5度目の登板となった5月6日のマリナーズ戦。対戦チームによって変幻自在の配球を見せる大谷翔平。
大谷はフライボールもカーブも体得!?
「各球団、各バッター、特徴がある。それは日本でもアメリカでも変わらないです。僕には僕の特徴があるように、個人個人、特徴が違いますから。それがどういうカウントでどういうボールを投げるかということにつながるんじゃないかと思います」
そのためにどう幅を広げるか。
カーブを加えることで、これまでとは違う新境地を見せた3勝目のマウンド。
「制球もアメリカにきて一番、思った通りに投げられていましたし、体自体もいい感じで動いていた」
打者としてフライボール革命を、投手としてカーブ理論を実践する。盾と矛を両手に持ったような大谷は、まさにメジャーのトレンドを体現する二刀流の使い手なのである。