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ミキッチが「新たな家族」と惚れる
湘南・塚田通訳のセルビア流伝達力。
text by
杉園昌之Masayuki Sugizono
photograph byMasayuki Sugizono
posted2018/02/27 08:00
湘南の練習場での塚田通訳とステバノヴィッチ。ミキッチ同様、早くも打ち解けた間柄になった。
湘南の「バルカン・コンビ」に期待大!
2月24日、ホームでのV・ファーレン長崎との開幕戦。
ケガで別メニューの調整が続いていたミキッチは欠場したものの、FWステバノヴィッチはいきなり先発メンバーに名を連ねた。
前線から献身的に守備もこなしたが、この日は試合中に足を打撲して前半のみで交代。持ち味のスピードあふれるドリブルのお披露目はお預けとなったものの、日本で新たな一歩を踏み出した。
試合翌日の日曜日。
ファン・サポーターが多く訪れた湘南の練習グラウンドでステバノヴィッチはリカバリーを終え、塚田通訳と談笑しながらクラブハウスに引き揚げる途中、サインを求められると、爽やかな笑顔を見せてペンを走らせていた。
この先、湘南の「バルカン・コンビ」がそろって、チームに新しい風を吹き込む日も近いかもしれない。
「これからでしょ。楽しみですよ」
塚田通訳は取材対応などの仕事が増えるのをどこか心待ちしているようだった。これまた腕の見せどころだ。
*本記事ではチョウ・キジェ監督の氏名表記方法につきまして、正しい漢字表記が機種依存文字であることを考慮し、湘南ベルマーレとの協議により「曹貴裁」と統一しております。