月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
松坂大輔、岩瀬仁紀、そして闘将。
1月のプロ野球界は中日が席巻!?
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byKyodo News
posted2018/01/31 16:30
星野仙一氏をしのび、ナゴヤ球場に設置された献花台に花を手向ける森監督。
森監督! 松坂世代の村田修一の獲得、どうでしょう?
この影武者作戦は当時も今もマスコミ陣のあいだでは笑い話なのだが、
《実は堤義明元オーナーだけは「ファンを欺いた」と激怒。そのオフの解任理由の1つだとささやかれた。》
ひーー! そんな噂があったのか! しかも今回も中日の白井オーナーが松坂獲得に疑念を示したことで、
《20年近くがすぎても、2人が交わると球団トップが強く反応する。偶然とは思えない。それが都市伝説だとしても、新たな伝説には違いない。》
この記事は「策士・森繁和」「どことなくユーモアが漂う森繁和」は昔から変わっていないことが確認できるのと、影武者伝説から19年、遂に松坂と森監督がグランド上で交わるんだ! というちょっとした感動がつまっている。
12球団の監督が若返りするなか「顔は怖いけど情に厚い」昭和の匂いがする森繁和監督。こうなったら松坂世代の村田修一(元巨人)獲得もどうでしょうか監督。
東スポがすっぱ抜いた、中日に関するスクープ。
さてその中日に関してとんでもない「スクープ」を放ったのが東スポだった。
「岩瀬 ハム移籍拒否 引退覚悟だった! 衝撃の事実発覚」(1月18日)
《衝撃の事実が16日、発覚した。日本ハムは14日に海外フリーエージェント権を行使して中日に移籍した大野奨太捕手(31)に関し、人的補償を求めず、金銭補償を求めると発表したが、舞台裏で日本ハムはある選手に白羽の矢を立てていた。それが何と球界のレジェンド・岩瀬仁紀投手兼コーチ(43)だったのだ。》
岩瀬の日本ハム移籍が幻となった経緯を東スポが報じている。
中日としては大功労者で兼任コーチの岩瀬をプロテクトから外したのは「球界の暗黙の常識からしても指名してこないだろうと踏んでいたようだ」(球界関係者)。しかし日本ハムが「まさかの指名」をしたということだ。