少しでもバッティングに集中するためには……。

　清宮君の、インタビューなどを通して伝わってくる精神力の強さを見れば守備は克服してくれるであろう。しかし守備のことで頭が一杯になり肝心のバッティングにまで影響が及ぶのでは……と、そんな思いで気鬱になっていたのだが、DHという選択肢もある日本ハムに決定したのは、まさに「かもってる」である。

“清宮ドラフト”と呼ばれた今回、一番ホッとしたのは清宮君？　見事くじを引き当てた日本ハム球団？　いやいや案外獲得できなかった巨人、阪神、ヤクルトの守備コーチだったりして……。

　それにしても大スターの先輩大谷翔平がポスティング制度でメジャー移籍をするそのタイミングでスター候補が入団するなんて、ドラマのプロローグとしてはこれ以上ないでしょう。清宮幸太郎はやはり「かもってる」のだ。

ベーブ・ルースのためにヤンキースタジアムは変形した!?

　さて、その超大物の清宮幸太郎を引き当てた日本ハムは彼をどうやって名実ともに大スターに育て上げるのであろう？

　俺には1つの作戦があるのだ。公認野球規則では次のように野球場の規格について定めている。

［2.01］
　本塁よりフェアグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレイの妨げになる施設までの距離は250フィート(76.199メートル)以上を必要とするが、両翼は320フィート(97.534メートル)以上、中堅は400フィート(121.918メートル)以上あることが優先して望まれる。

　つまり、これを読む限り左中間や右中間は甲子園球場のように深々と外に向かってふくらんでいる必要はなく、上空から見たらセンターを頂点として両翼に向かい波型の逆えぐりになっていても良いのではないだろうか？

　旧ヤンキースタジアムはベーブ・ルースにホームランを量産させ観客を喜ばせるために、そもそもライトスタンドまでの距離を短くして建設されたと言われている変形球場であった。

　同じく日本ハムも札幌ドームの右中間を76.199メートルまでグッと前に出すべきである！　もしくは、新スタジアム建設に際しては、そこに留意するのも良いかもしれない……。

　ズル過ぎる？

　いや世の中ってそんなもんでしょ～！

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