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20歳で柏の主力も「すべてダメ」。
中山雄太がもがく、理想像との差。
text by
原山裕平Yuhei Harayama
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2017/11/18 07:00
中山は今季リーグ戦で鮮やかなミドルシュートを叩き込むなど、総合力に長けたCBとして将来を有望視されている。
ACL、東京五輪へモチベーションを見出す。
11月18日の第32節、柏は同じくACL出場を争うジュビロ磐田とホームで対戦する。
「今季は大事な試合だったり、勝たなければいけない試合を落としている。そこで感じたことを生かさないといけない。この試合を落としてしまったら目標も途絶えてしまうので、チームとしても、個人としても次につながるように勝利をもぎとりたいです」
シーズンが終われば、12月にU-20日本代表の遠征も控えている。森保一監督が就任した東京オリンピックを目指すチームの初陣となるこの戦いにも、中山は大きなモチベーションを見出していた。
「森保監督の印象は、広島時代に連覇した監督というイメージだけで、会ってみないと分からないですね。僕はこれまで選ばれていましたけど、監督が代わればまたフラットな状況になる。しっかりとそこに呼ばれるように、チームで頑張るしかない。そういう意味でもこの3試合は重要になると思います」
中山雄太の2017シーズンは、まだ終わっていない。日本の未来を担う20歳のCBは、苦しかった1年を笑顔で締めくくれるだろうか。