野球のぼせもんBACK NUMBER
球界史上初の年間100勝も夢じゃない!?
'16年も“球界の盟主”はホークスだ!
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byNanae Suzuki
posted2016/01/01 11:00
ヤクルトとの日本シリーズ第1戦で激走する長谷川勇也。持ち前の俊足巧打の復活を期待したい!
'16年の復活を期す松坂大輔はリハビリに励む。
ところで、リベンジという言葉を聞いて、あの男を忘れるわけにはいかない。
松坂大輔は日本復帰1年目を公式戦登板ゼロで終えた。8月に右肩にメスを入れ、以降は福岡の球団施設とは別の場所でリハビリとトレーニングを行っている。そのため取材は出来なかったが、同学年の和田の加入がプラスに働くことを期待し、来季こそはマウンドに立っている姿を見たいものだ。
この他にも打率3割が7年連続で途切れてしまった内川聖一はハワイV旅行にもバットを持参し、帰国後はすぐに鳥取の施設に出向いて4日間の合宿を行った。今宮健太は3年連続ゴールデングラブ賞を喜びつつも打率.228と低迷したバッティングを猛省。「シーズン終盤にはいいモノを見つけた。1月、誰にも遠慮なくとことんやりたいので、過去4年お世話になった内川さんから独り立ちして自主トレを行うことにしました」と真剣な顔つきで語った。
'16年、ホークスはまだ強くなる要素を幾らでも残している。
プロ野球史上初の年間100勝(記録は'55年、南海ホークスの99勝=143試合)というとんでもないお化け記録が生まれても不思議ではない。