“真のA代表”の一員に求められるのは「野心」!?

「やっぱり刺激になりますよね。宇佐美とはアンダーの代表で一緒に戦った仲だし、岳や武藤とはJリーグで対戦している。そういう彼らに対して、自分がどれだけやれるのか試したりもしましたから、負けていられないっていう気持ちが強いです」

　そう語った1カ月後、U-22日本代表の中から先陣を切って代表デビューを果たし、さらに1カ月後の今、欧州組を加えた“真のA代表”の一員となった。

　ハリルホジッチ監督はメンバー発表の際、遠藤に対して「もっと野心を持ってプレーしてほしい」とも語っている。欧州でプレーする先輩たちとともに過ごすことで、U-22日本代表キャプテンは、野心を大いに刺激されるに違いない。

　そして、今はユーティリティを極めようとしている彼が27歳になるころ、果たしてどのポジションのスペシャリストとなっているのか――。気が早すぎるとは思いつつ、そんな想像をめぐらせてしまう。