野球クロスロードBACK NUMBER
「広島の新井」がファンに浴びた物。
キャンプ初日から“全力”の理由は?
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2015/02/17 10:30

昨年は阪神で出場試合が100試合に届かず、苦しいシーズンを送った新井貴浩。ドラフト6位で始まった逆転のプロ野球人生に、また一つ大きな花を咲かせることができるか。
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エルドレッド、梵、小窪、堂林との競争に勝つために。
キャンプ初日から新井を見続けている番記者たちから、「まだ追い込むんですか?」と驚かれても新井の信念はぶれない。
まだ。まだまだですね――。
新井が守る予定のファーストには昨季本塁打王のエルドレッドがいて、サードにしても梵英心、小窪哲也、堂林翔太らとポジションを争わなくてはならない。
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そう、まだまだ。
シーズンを通してチームとファンが納得する結果を残す。そこで初めて、新井は「カープの新井貴浩」として認められるのだ。
