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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2011年重大ニュース! 【サッカー編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byToshiya Kondo
posted2011/12/31 08:00
Jリーグを制し、歓喜するサポーターに優勝銀皿を披露するネルシーニョ監督。クラブW杯では惜しくも4位に終わったが、「日本のサッカーとサッカーが確立されている国とのギャップは縮まっている」 とコメントした
読者が注目する期待の新星には意外な名前が……。
いまや日本人選手の海外クラブへの移籍は当たり前。日本代表の主要メンバーも海外組が占め、海外未経験なのは遠藤保仁ぐらいでしょう。セリエAのビッグクラブ・インテルに移籍した長友佑都、クラブの優勝に貢献したドルトムントの香川真司など、彼らの能力は高く評価されました。「言わせろ! ナンバー」でも、海外でプレーする日本人選手について、こんなお題を出していました。
●欧州サッカー、今季、活躍を最も期待する日本人選手は?
http://number.bunshun.jp/articles/-/153524/feedbacks
本田や長谷部といった有名選手に票が集まるかと思いきや、いちばんの期待が集まったのはアーセナルの宮市亮でした。
「名将ベンゲルが惚れんこんだ才能、期待値で言えば他の誰をも上回る。セスクが抜けて戦力ダウンは免れないが、ポジティブに捉えてアーセナルの中心選手としてプレミアムを盛り上げて欲しい。エミレーツ・スタジアムの左サイドを切り裂く彼を是非堪能したい」(masken1973さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/7017
さすがNumber Web読者の方々はお目が高い。11月に左足に全治1カ月のケガを負ってしまいましたが、2012年の活躍に注目したいところです。
一方、国内組にも海外組に負けじと、新星が続々現れてきています。
●J1得点王レースに新顔続々! ザックジャパンで見たいFWは?
http://number.bunshun.jp/articles/-/139808/feedbacks
「今まで日本代表にはセンターフォワードとしてポストプレーのできるFWは皆無と言っていいほどいなかったが、ハーフナー・マイクはセンターフォワードの役割を任せることの出来る選手だと思う。世界的にセンターバックの大型化が進み、その流れに対抗するように、低身長ながら敏捷性と切れ味鋭いドリブルでDFラインを切り崩せるFWを1トップや3トップの中央に据える戦術が生まれている。日本人はもともと体格面から敏捷性を活かしたサッカーを志向してきたが、だからこそセンターフォワードをこなせるFWが加われば他の敏捷性で勝負する選手がより活かされ有利に試合を運ぶことができる。その意味でハーフナー・マイクは一番期待したい選手です」(モータムさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/6329
52.8%と断トツの票を集めたのが、ハーフナー・マイク。9月2日のワールドカップアジア3次予選の北朝鮮戦でA代表デビューを果たし、10月11日のタジキスタン戦では2得点を挙げ、存在感を示しました。所属していた甲府がJ2に降格してしまい、この12月にオランダ・エールディヴィジのフィテッセに2年半契約で完全移籍しましたが、今後のザックジャパンに欠かせない大型FWとなりそうです。