記事を
ブックマークする
【動画】「夢だった舞台が、人生で一番悔しい…」小倉史也が語る箱根駅伝への悔いと“高校の先輩”高林祐介監督のスタイル「距離を踏んで土台作りを」《徹底解剖:立教大学2025③》
箱根駅伝に挑む選手を動画でインタビューする連載「徹底解剖」に立教大学・小倉史也選手(4年)が登場。前回の箱根路で悔しい思いをした。だが最上級生になり、その走りは進化をしてチームの主力へと成長した。ともに成長してきた同級生、最後の箱根駅伝にかける熱い思いについて話を聞いた。
NumberPREMIERでは箱根駅伝直前の立教大学を徹底解剖。馬場賢人選手(4年)の動画も公開中、高林祐介監督のインタビュー動画も公開予定だ。
「高校の時にトレーニングルームに歴代の先輩方のタイムとかが貼ってあって、そこに高林監督の名前もありました」
こう話すのは三重県立伊賀白鳳高校出身の4年生、小倉史也だ。前身の上野工業高OBの高林祐介監督は高校の先輩に当たる。
「(高校時代は)どういう方かは分からなかったんですけど、その方がいざ立教の、自分の監督になるっていう時は、少しワクワクもありつつ、どんな感じになるのかなってちょっとだけ不安もありました。でもすごいフレンドリーに話してくださいますし、自分も気軽に相談とか話しに行けるのですごく頼りにしています」

昨季から“大先輩”の高林監督の指導を受けて、めきめきと力を付けている最中だ。
「自分は1、2年生の頃、試合であまりうまく走れなかったり、長い距離が苦手だったりしたんですけど、高林監督になって、しっかり距離を踏んで土台作りをした分、ハーフマラソンや箱根駅伝の距離に対して適性が付いてきたと思っています」
今年2月の日本学生ハーフマラソン選手権で1時間2分42秒の好記録をマーク。10月の箱根駅伝予選会ではチーム3番手の44位で走った。小倉自身は「まだまだ実力不足」と課題を口にするが、エース馬場賢人が不在のなか、本大会出場に貢献したと言っていい。
そして、この取材後に行われたMARCH対抗戦では10000mで大幅に自己ベストを更新し28分27秒84まで記録を伸ばした。チーム内の10000mのランキングでは國安広人に次いで2番手にいる。今やチームの主力の1人であり、今度の箱根駅伝でも重要な場面を任されそうだ。

「夢だった舞台が、人生で一番悔しい…」
小倉にとって箱根駅伝を走ることは小学6年生の頃からの夢だった。そして、大学3年目の昨季、ついにその夢を実現させた。しかし、7区17位と振るわず、8位で受けた襷を13位まで落としてしまった。
「夢だった舞台が、人生で一番悔しい思いをした舞台になりました」
初めての箱根駅伝では雰囲気にのまれてしまい、力を全く発揮できなかった。子どもの頃からの夢を叶えた感慨はなく、悔しさばかりを箱根路に残した。その悔しさは今季の原動力にもなっている。
インタビューではシューズのこだわりについて話してくれた。陸上を始めた時からNIKEのシューズを履いており、特にジョグで着用するシューズにはこんなこだわりがある。
「自分は“1足だけにこだわらない”ことを意識していて、いろんなシューズを履いて、自分の疲労度や感覚に合わせて選んでいます。少し足が疲れている時は、クッション性のある厚いシューズを履きますし、トラックの感覚を戻したい時はペガサス41で走っています」
このようにシューズを履き分けて、ここまで着々と力を付けてきた。

動画では、以下のようなトピックについて触れている。
- 実力不足を感じた2つのレースとは?
- 高校の先輩に当たる髙林監督の指導
- 國安と馬場、刺激となる同期の存在
- 夢舞台だった箱根駅伝
- ジョグシューズへのこだわりは?
- 伊賀白鳳高出身のレジェンド
- シード権を獲ってフィニッシュテープを切りたい
- 立教を選んだ理由
小倉は卒業後も実業団で競技を続ける予定。今回の箱根駅伝をステップにまた一段ブレイクしそうな予感がある。(11月18日取材)
※動画配信画面は、NumberPREMIERにご入会いただき、ログインすると本ページ上部に表示されます。
プラン紹介
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
このシリーズの動画を見る
記事


