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【動画】「指導者不在で…」「3年生でまさかのキャプテン」中澤星音が語る“波乱万丈の日々”と新雅弘監督による“変革”の中身「やっぱり練習がキツイので」《徹底解剖:日本大学2025②》
NumberPREMIERでは日本大学を徹底解剖。新雅弘監督、大仲竜平選手(4年)の動画インタビューも公開中だ。
「(3年時)自分がキャプテンをやるなんて微塵も思っていない状態で(就任を)言われたので、めちゃくちゃびっくりしました」
中澤星音(4年)は3年時から駅伝チームの主将を務めている。大きな戸惑いを抱えながらの出発だったものの、急上昇中のチームをこの2年間まとめあげてきた。

中澤が日大に入学した2022年以降、チームは激動の連続だった。かつての名門も箱根駅伝出場を連続して逃しており、再起を図るべく以前チームの指揮を執っていた小川聡氏が同年4月に駅伝監督に再就任。ところが、体調不良のため7月に退任(10月に死去)。以降は監督不在の状況が続いた。
「どういうふうにやっていけばいいんだろうって。未来が分からない状態が続いていたので、監督だったり、指導してくださる方がいてほしいと思っていました」
そんな状況でも、中澤は1年目から奮闘。箱根駅伝予選会ではチーム5番手(126位)で走り、全日本大学駅伝では長丁場の7区を担当するなど、1年生ながら主力の1人として存在感を示していた。高校時代にも全国高校駅伝の4区で10位と好走しているものの、「特別速いわけでもなかった」。だが監督不在の状況でも「自分自身でしっかりと考えて、練習はできていた」と振り返る。
2年生になると、待望の指導者がチームにやってきた。岡山・倉敷高を3度の駅伝日本一に導いた新雅弘監督だ。
「陸上に対して取り組む意識が一番変わった」
指導に飢えていた選手たちは、新監督の言葉に耳を傾け、貪欲なまでに熱意を吸収していった。新監督はチームが箱根駅伝に復帰するまでに3年はかかると踏んでいたが、なんと1年目にしてチームは箱根路に返り咲き、中澤も9区を駆け抜けた。しかし、繰り上げスタートを免れて襷をつないだものの区間19位と不本意な走り。チームも15位に終わった。
「自分自身に力が足りなくて、チームの貯金を自分のところでほぼ使い果たしてしまいました。シンプルにすごく悔しかったし、チームに貢献できずに不甲斐なかった」
主将に就任した昨シーズンは夏にケガをした影響で箱根駅伝も欠場。だが故障が癒えたラストイヤー、箱根予選会ではチーム2番手の42位で走り切り、チームの4位通過に大きく貢献している。
「強くなってきているのは本当に間違いない。着実にレベルアップしています」
キャプテン2年目として、チームとしての成長にも大きな手応えを口にした。

「厚底」を巡って監督と選手の間に
動画では、以下のようなトピックについて触れている。
- 箱根駅伝予選会は4位通過にも悔しさ
- 新監督の就任と徹底した「意識改革」
- 日大で1年目から主力として走れた理由
- 初めての箱根駅伝で得た大きな気づきとは?
- ビックリの〈3年生で〉キャプテン就任
- 「厚底」を巡って監督と選手の間に
- 今季チームで最も伸びた選手は?
- 大黒柱“シャディー”の強さの秘密
- 「星音(せおん)」という名前の由来
日大に入学してからの波乱万丈の日々、そして「古櫻復活」をスローガンに掲げて挑む箱根駅伝に向けての意気込みなどを語った約25分のインタビュー。ぜひご覧ください。(11月19日取材)
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