シニア女子初となる4回転サルコウを、カザフスタンの19歳、エリザベート・トゥルシンバエワが3月の世界選手権で成功させ、女子の新たな時代の扉を開けた。
同じカザフスタン籍の英雄デニス・テンが昨年、暴漢に襲われ急逝。唯一の国際レベルの選手になった彼女は今季、かつてない強い心で試合に立ち向かっていた。
子供の頃はロシアの強豪、エテリ・トゥトベリーゼのチームで練習。6年前にカナダへ移住して羽生結弦と同じブライアン・オーサーに師事していたが、今季からロシアに戻った。つまり、メダリストを量産する2チームで指導を受けた貴重な存在なのだ。
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photograph by Asami Enomoto