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【フィギュアスケート】「…そうしたら本気で怒られて」木原龍一が明かす三浦璃来とのマリオカート秘話と4年間の“信頼”《りくりゅうペア、悲願の金メダルへ》
ミラノ・コルティナ五輪の最終選考となる全日本選手権のショート、その6分間練習でハプニングは起きた。
「スロージャンプの助走に入った時につまずいて、その拍子に左肩の一番弱い角度に力が加わってしまい、外れてしまいました」(三浦璃来)
手を繋いでいた木原龍一も言う。
「『え、これで抜けたの?』という感じで、心臓が止まるかと思いました。予想していなかったので瞬時に対応できませんでした」
三浦は6分間練習を切り上げ、リンクサイドにいたトレーナーのもとへ行った。
「信頼しているトレーナーさんがいてくださったので、脱臼した肩を入れ直してもらいました」
2022年夏の古傷。再発防止のトレーニングは入念に行っていたはずだった。
「結構気をつけていたので、今季初めての脱臼です」(三浦)
不安の渦に巻き込まれそうになった2人は、1年前の経験を思い出した。昨季のGPファイナルだ。フリーの公式練習で三浦が脱臼し、気持ちが混乱したまま試合に臨むと、スロージャンプ2本だけでなく、ソロのジャンプでもミスを重ねた。結果、フリーは3位。自分たちの良さを発揮出来なかった。

怪我のハプニングがあったとはいえ、なぜあそこまで崩れてしまったのか。その原因に木原は思い至った。
「その前の'23-'24シーズンに、僕が腰椎分離症になり、世界選手権で2位だったことを、まだひきずっていました。そのせいで『もっと完璧にこなさないと』と自分の目標設定が高くなりすぎていたんです。普通の精神状態だったら、三浦さんが怪我をしたら『僕がカバーしよう』と思えるのに、動揺を抑えきれず、相手を支えられない自分にイラついていました」
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