全日本大学女子駅伝では8度、富士山女子駅伝では6度の優勝を果たしている女子駅伝界の名門・名城大学。それまで続いていた連覇の途切れた2024年を経て、リスタートを切った2025年。選手たちはチームの中で何を変え、どんな歩みを見せてきたのか。3年生・村岡美玖選手、2年生・近藤希美選手に話を聞いた。
NumberPREMIERでは名城大学を徹底解剖。公開中の米田勝朗監督、米澤奈々香選手&大河原萌花選手のインタビューに加え、近日中にルーキーの細見芽生選手&橋本和叶選手という2人1組での動画インタビューも公開予定だ。
昨年10月の全日本大学女子駅伝。名城大のアンカーを任されたのが3年の村岡美玖だった。トップと1分30秒差の4位でタスキを受けると、1つ順位を上げて、フィニッシュ地点の弘進ゴムアスリートパーク仙台には3位で戻ってきた。猛烈な追い上げを見せ、トップの城西大、そして2位の大東文化大の背中も手が届きそうなところにあった。
しかし、優勝した城西大には22秒、2位の大東大には6秒届かず。村岡は3位でレースを終えた。従来の区間記録を上回る快走にも、村岡は杜の都で味わった悔しさを吐露した。
「今振り返ると、もっといけたんじゃないかなって思うところがある。前が見えたからこそ、追いつけなかったのが悔しいです。スタートした時は1位まで見えるって思っていなかったので、前半から攻めていたらどうだったんだろうなって思ったりすることもあります」

下級生の頃はケガに苦しんできただけに、復活を印象づけるには十分な走りだっただろう。村岡自身も「走れたことには感謝の気持ちでいっぱいでした」と言う。しかし、だからこそ、「恩返しができなかったのがすごく悔しかった」という思いにもつながった。
全日本での優勝を逃しはしたものの、全日本、富士山と2つの駅伝で連覇が途切れた2024年シーズンに比べると、大きな手応えを得ていた。村岡はチーム状態が上向いた要因をこのように分析している。
「昨季は、駅伝を走るのはこの人なんだろうなっていうのが決まっていたので、チーム内で高め合えなかった。今季は本当にメンバー争いが激しくて、誰が走るか分からない状況でした。それが、チーム力が上がった理由のひとつだと思います」
2年の近藤希美もまた村岡の意見に賛同する。
「今季はギリギリまで誰が走るのか分からないような雰囲気だったので、一人一人の意識も高かったですし、絶対に走りたいからケガをしてはいけないので、体のケアにも全員が意識高く取り組んでいました」
その近藤は、ルーキーイヤーは富士山女子駅伝に出場したにもかかわらず、今季は厳しいメンバー争いに敗れ、全日本大学女子駅伝には出場できず。春先から、細見芽生と橋本和叶という2人のルーキーが活躍を見せていたが、近藤は先輩として黙って見ていたわけではなかった。
「上級生として、1年生任せにしちゃいけないって感じましたし、タイムで負けていても、練習では前を引っ張ったり、声かけを積極的にしたりと、上級生らしいところは見せられたのかなと思います」
今季は駅伝で出番がなかった分、来季こそ、その成果を見せつけるつもりだ。

強力なルーキーの活躍が刺激に
動画では、以下のようなトピックについて触れている。
- 全日本大学女子駅伝の敗因は?
- 駅伝連覇が途切れた昨季との違い
- 強力なルーキーの活躍は「刺激になっています」
- ポジティブな米澤キャプテンの独特な人柄とは?
- 選手を支えるマネージャーの献身
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村岡は、高校時代は強豪・長野東高のエースとして全国高校駅伝で初優勝のフィニッシュテープを切っており、U20日本代表として世界クロスカントリー選手権にも出場。一方の近藤もまた、インターハイで3000mでは日本人トップの5位、1500mでも4位と華々しい実績を残して入学している。
大学に入ってからここまで2人は思うような実績を残せずにいるが、新シーズン、名城大が王座奪還を果たすためには絶対欠かせない戦力であるのは間違いない。彼女たちも、その頂点を目指している。(12月17日取材)
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