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ツバメのさえずり日誌BACK NUMBER
「大谷翔平を強行指名」14年前の日本ハムを他球団はどう見ていた? ヤクルト前GMが語るドラフト秘話「誰も本当の事は言わない」翻弄される情報戦のリアル
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph byYuki Suenaga
posted2026/10/23 11:01
2024年ドラフト会議で、ヤクルト・小川淳司GM
藤浪、大瀬良、根尾「外した選手は今も気になる」
――監督が土壇場でひっくり返した?
小川 そうですね。大舞台であれだけのパフォーマンスが出せるピッチャーは高校生でも戦力になるんじゃないか、という思いでね。でもそれで自分でくじを引きに行って外れたから……。
――オリックス、阪神、ロッテ、ヤクルトの4球団競合で、結局阪神の和田豊監督(当時)が引き当てました。
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小川 本当に申し訳ない思いだったな……。正直言うと、その後も藤浪がどんな活躍をしているのかは気になっていました。他にも、初めてくじ引きして外れた斎藤(佑樹、元日本ハム)や大瀬良(大地、広島)、根尾(昂、中日)……くじを外した選手のその後はずっと気になるものなんですよ。
――とはいえ、2012年の外れ1位となった石山、そして2位指名の小川泰弘投手は長年にわたりヤクルトの投手陣を支えています。小川は創価大時代、小柄な体格(身長172cm)を理由に一時は候補リストから外れていたとか?
小川 体格が小さく、投球フォームが個性的だったこともあってどうしても評価は低くなっていました。ところが当時担当していた斉藤宜之スカウト(現・巨人スカウト)が、「絶対に獲りたい」と。ピッチャーとしてのポテンシャルだけでなく、練習後も黙々とランニングし続けるようなひた向きな姿に惚れ込んでいた。それほど言うならと指名順位が上がりました。本当に長く活躍する選手になりましたね。〈つづく〉
後編→「プロ入り後に活躍できる選手が持っている、たった1つの条件」「山田哲人、村上宗隆の“外れ1位”秘話」など前GMが語り尽くします。

