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「たとえば鈴木唯人だね」ブラジル戦“大劣勢の後半”挽回策はなかったか「監督の信頼、評価が一目瞭然」三都主アレサンドロとW杯日本代表検証
posted2026/07/04 17:00
鎖骨骨折からメンバー入りした鈴木唯人。今大会では出番が限られた
text by

沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
2002年と2006年のW杯に出場し、現在はブラジルでプロクラブのCEOを務め、選手育成クラブも運営する元日本代表MF三都主アレサンドロ(48歳)に、日本対ブラジルの感想を聞いた。
日本は中3日、ブラジルは中4日…差は大きい
――あなたはブラジル生まれだが「ブラジル戦では、日本を応援する」と明言していた。
「とても残念な結果だった。今の日本代表は素晴らしいチーム。もっと良い結果を手にしてしかるべきだったと思う」
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――なぜこのような結果、内容になったと思いますか?
「一言でいえば、日本らしいプレーができなかった。前半は良かったけれど、後半はブラジルに試合をコントロールされ、受け身になって守備に奔走する時間が長かった。ボールを奪ってもすぐに失ってまた守備をすることを強いられ、体力を消耗した」
――日本は中3日、ブラジルは中4日の試合だった。
「この1日の差は大きい。また、相手に振り回されて守備のために走るのは、攻撃のために走るよりずっと疲れる。体だけではなく、頭もね。そして、W杯の大舞台で独特の緊張感を味わいながら強度の高い試合をすると、普段の試合とは比べものにならないくらい疲れる」
――グループステージ最後のスウェーデン戦で休ませることができたフィールドプレーヤーは、佐野海舟と冨安健洋だけ。4試合連続で先発した鎌田大地、上田綺世、中村敬斗、堂安律らは疲労が抜け切れていないように感じられ、ブラジル選手の方がコンディションが良さそうだった。
「元々、彼らは非常にタフだし、スタンドの大部分を占領したブラジル人サポーターから大声援を受け、闘志を漲らせてプレーしていた」
――試合地ヒューストンはアメリカ南部で、ブラジルから行きやすい。
「そうだね。ブラジル人は、W杯とセレソンが大好き。仮にお金がなくても、自動車やオートバイなどを売ってでも試合を見に行こうとする。ちょっとクレージーなんだ(笑)」
誰を評価して、信頼しているのか一目瞭然だ
――これまで森保一監督は、「誰が出ても同じレベルの試合ができるチームを作る」と言い続けてきた。しかし、今回のW杯における出場時間を集計すると以下のようになった。

