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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「皆によろしく頼む」遠藤航が日本代表離脱直前、部屋へ駆け付けた新キャプテン板倉滉に…涙の渡辺剛、吉田麻也は「僕も長友も長谷部コーチもいる」
text by

佐藤景Kei Sato
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/12 17:04
遠藤航離脱を受けて、日本代表キャプテンには板倉滉が就任した
「プロサッカー選手である以上、ケガはつきもの。物事には意味がある。航くんは前回大会の悔しさからリバプールへ行き、世界における日本人の評価を上げてくれた。そんな強い覚悟を持った彼だったからこそ、みんなついてきた。こうなった以上は、選手それぞれが自覚を持って何かを変えなきゃいけないというメッセージだと思う。ここから一人ひとりが自覚を持って本気でワールドカップを取りに行く。キャプテンになった滉くんだけじゃなく、全員の自覚が大事になる」
サポートプレーヤーとして今回の活動に帯同する前キャプテンの吉田麻也は、チームのダメージを認めつつも、冷静に現状を分析した。
今回の合宿当初から遠藤の状態が「五分五分」であるパターンを想定していたと話し、チームの地力に信頼を寄せた。
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「チームはこれで動揺せずにしっかりとやるべきことに集中して、初戦に挑むべき。滉だけじゃなく、冨安(健洋)や谷口(彰悟)、堂安、久保建英といった若くても経験があってチームのことを考えてプレーできる選手たちがそろっている。そこは心配していない。その中で僕や長友もいるし、長谷部(誠)コーチもいる。皆で助け合いながらやっていけば問題ない」
遠藤のSNS更新は練習終了のタイミングだった
奇しくも、この前日のミーティングで森保監督は、南野(拓実)がチームに合流した際、現在の代表の成熟度を称して「監督がいなくてもチームを引っ張っていける存在、そういう選手がたくさんいる。監督いらずのチームだ」という言葉を口にしていたという。今回のメンバーの中で最も代表歴の浅い塩貝健人が明かしたこの指揮官の言葉通り、今まさに、選手自らが立ち上がり、まとまる力が試されている。
「ミーティングで遠藤さんが離脱すると聞いて、より一層みんな『自分がやらなければ』という気持ちは増えたと思う。今日の練習でもみんなの目の色が違った」と塩貝は語る。
遠藤の離脱の衝撃を、当然ながらチームを空中分解させる要素にしてはならない。むしろ、個々の自覚を限界まで呼び覚まし、一つの塊へと昇華させる契機とすべきなのだろう。
チームの練習がちょうど終了するタイミングで、遠藤航がSNSを更新した。

