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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「皆によろしく頼む」遠藤航が日本代表離脱直前、部屋へ駆け付けた新キャプテン板倉滉に…涙の渡辺剛、吉田麻也は「僕も長友も長谷部コーチもいる」
posted2026/06/12 17:04
遠藤航離脱を受けて、日本代表キャプテンには板倉滉が就任した
text by

佐藤景Kei Sato
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
離脱が告げられたミーティング…渡辺剛は涙した
大黒柱の離脱という事実は、この日の朝のミーティングで選手たちに告げられた。誰もが言葉を失うほど、驚いたという。
「頭が真っ白になるという表現が合っているのかわからないけれど、なんとも言えないというか、(本人の気持ちを)想像したら本当に辛かった」
小川航基がそう吐露したように、選手たちが受けた衝撃は計り知れない。渡辺剛も「単純にショック。悲しいし、悔しい」と声を落とした。渡辺自身は前夜も遠藤と顔を合わせていたという。その段階ですでに自身の離脱が決まっていたはずだったが、遠藤は一切それを感じさせなかった。
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「直接伝えるよりも、チームから伝えて何も言わずに去ったほうがいいと航くんが判断したんだと思う。それを聞いたときは本当に悲しかった」
渡辺はそう振り返り、ミーティングの場で自らも涙がこぼれたことを明かした。
「僕たちが涙を流していいのかもわからないくらい、航くんが一番つらいと思うけれど……」
ピッチ内外でチームを支え続けた偉大なキャプテンの無念を思い、多くの選手が胸を締め付けられていた。
長友も心の整理に苦労、新キャプテン板倉は
誰よりも遠藤の近くでその姿を見てきたベテランの長友佑都もまた、心の整理をつけるのに苦労した一人だった。
「ショックだし、残念で無念。ただただ本当に残念で、(W杯に)懸けてきた航の気持ちを思うとつらかった。彼は僕たちの前でも本当に強い存在だったけれど、キャプテンとしての苦悩や、日の丸を背負うことの重圧は間違いなくあったと思う。それはやった人間にしか分からない。この4年間、チームを引っ張ってきた、パーソナリティの部分も含めて本当に替えの利かない存在だった。代表チームとして、非常に痛いのが正直なところ」
誰もが認める「威厳のあるキャプテン」(堂安律)の不在という現実は、あまりにも重くチームにのしかかった。
こうしたかつてない大きな衝撃の中で、森保一監督から新たなキャプテンに指名されたのが、ディフェンダーの板倉滉だった。

