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W杯日本代表26人予想「じつは久保建英と好相性」なシャドー、守田英正の序列、三笘薫と長友佑都の「ウルトラCプラン」とは…当確・有力候補まとめ
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/05/14 11:07
W杯での躍進に不可欠な久保建英。彼との相性を踏まえて、メンバー26人枠を考えるのも興味深いところか
1つ目が、逃げ切りたい時とゴールを狙う時の両方で起用できるタイプだから。所属クラブではリーグ戦3ゴールという結果になっているとはいえ、所属するボルシアMGでは体調不良で欠場した試合(ウニオン・ベルリン戦)以外で起用されなかったのはわずか1試合だけ。町野が両方のシチュエーションで起用されているからだ。第32節のドルトムント戦でも残留を決めるために残り1分から出場し、前線からの守備と時間稼ぎに全力を尽くしていた。森保監督が守備に軸足を置いて手堅く戦う方針であることを踏まえても、彼が外れる状況は想像しづらい。
2つ目の理由が、そのキャラクター。前回のW杯でコスタリカ戦に敗れた翌日の練習ではお通夜のような雰囲気が漂っていたが、そんな状況で練習の冒頭で声を出して盛り上げていたのが町野だった。
イングランド戦でも残り10分の出場ながら相手のシュートに身体を投げ出し、相手シュートが外れたのを見て全力で喜びを表現するなど、チームの勝利にすべてを注げる。
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3つ目の理由が、久保との相性の良さだ。三笘のメンバー入りが危ぶまれる中で攻撃の核として期待される久保との連動性を森保監督が見逃すはずはないだろう。
南野は周囲も驚くペースでリハビリを続けているが、森保監督は南野のメンバー入りについて、「数試合に出ること」が条件だと話していた。本人がいくら望んだとしても所属するモナコを含め、メンバー入りにはストップがかかるはずだ。とはいえ彼はプレーの強度はもちろんのこと、昨年のブラジル戦をはじめ、言葉でもチームメイトをたきつけるような存在になっているため、スタッフであっても現地に同行してほしい選手ではある。
得点源を担うCF、サプライズ選出はあるか
最後にセンターフォワードについて。
確実:上田綺世
有力:塩貝健人、後藤啓介
微妙:小川航基
その他の候補:細谷真大
上田が確実なのは間違いないだろう。ここにきて上田が取り組んできた努力のおかげで、空中戦の強さが増していることも魅力だ。
明暗が分かれそうなのは細谷を除く3選手だ。後藤についてはベルギーのジュピラーリーグが各種サイトによるリーグのパワーランキング(現在の状態を元にしたもの)がオランダよりも上で、そのリーグで最後まで優勝争いに絡んでいたチームの絶対的レギュラーである。また、日本の強みが中盤の選手にあることを考えても、彼らを活かせる後藤を入れない手はないだろう。
塩貝と小川はともに点を取りたい時のオプションとして考えられる。両選手とも現所属クラブで起用されるのは、ゴールを取りに行く場面に限定されているという共通点がある。3月以降のリーグ戦出場試合数は小川が11試合中6試合1ゴールで、塩貝が10試合中6試合無得点と大差がない。
守備に目を向けると塩貝はマンツーマンプレスなどの強度で、小川は全体のバランスを見ての戦術眼でライバルを上回る。ただ、前述のように逃げ切りを図るときには町野を最前線に起用できるゆえに、小川の強みが薄れる。

