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「モリタならブランクがあっても」MF守田英正“W杯逆転選出”へ…ポルトガル人記者が太鼓判「ファンも監督も心強い」“名門の心臓部”となったワケ
posted2026/03/29 17:05
日本代表からは1年離れている守田英正。所属するスポルティングでは主力として安定したプレーを続けていると現地記者は見る
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フランシスコ・セベ Francisco Sebe(A Bola)
photograph by
Kiichi Matsumoto
サッカー日本代表がスコットランド、イングランドと戦う3月シリーズに臨んでいる。話題になったのはMF守田英正(30歳)の選外だ。所属するスポルティングで欧州CL8強入りに貢献する主力としてプレーしている中で、現地ポルトガル人記者が今季の状態とW杯に向けた逆転メンバー入りへの展望を記す。〈翻訳・構成:井川洋一。NumberWebレポート/全2回〉
スポルティングと守田がCLで起こした奇跡
3月17日、リスボン──。平日の夜にもかかわらず、スポルティングの本拠地エスタディオ・ジョゼ・アルバラーデには、5万人に迫る観客が詰めかけた。3点のビハインドを追うホームチームのファンは、奇跡が起きることを信じようとしていた。
古くからクラブを支えるサポーターのなかには、スポルティングが唯一手にした国際的なメジャータイトル、1963-64シーズンのカップウィナーズカップを引き合いに出す人もいた。その道程の準々決勝第1戦でマンチェスター・ユナイテッドに1-4と先行されながら、第2戦で5-0の圧勝を収め、大逆転で準決勝に駒を進めたのだ。
今回はそのひとつ前の16強で、舞台はチャンピオンズリーグだが、欧州における栄光の記憶を頼りにキックオフ前からチームに声援を送った。
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両チームの選手たちが入場し、大会のアンセムが流れ出す。そこに整列した唯一のアジア人選手、守田英正は思い詰めたような厳しい表情で集中している。その胸のうちは知る由もないが、チームメイトや監督、ファンにとっては心強い存在が先発に戻ってきたことに変わりはない。
ギョケレスをアーセナルに放出したのに
思えば、今季のスポルティングがチャンピオンズリーグのノックアウト・フェーズを戦うことになると予想できた人は、はたしてどれほどいただろうか。なにしろ昨夏に、昨季までの絶対的なエース、ビクトル・ギョケレスをアーセナルに放出したのだから、一気に凋落したとしても不思議ではなかった。
