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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「アオは改善しなければならない点が」“リーズで序列が下がった”27歳日本代表MFに指揮官と英記者ズバリ…田中碧本人も自覚「まだ足りないものが」
posted2026/03/30 17:00
スコットランド戦に先発した日本代表MF田中碧。リーズで出番が限られているが、現地英国記者はどう見ているのか
text by

ジョン・ブルーウィンJohn Brewin
photograph by
Robbie Jay Barratt - AMA/Getty Images
なぜ田中がプレミアで先発機会を失っているのか
リーズ・ユナイテッドで2年目を過ごす田中碧は、広い視野を持つ気の良い青年だ。
3月8日に行われたノリッチとのFAカップのキックオフ前に、放映局の『TNTスポーツ』の司会者が用意していた紙の資料が強風に吹かれて散らばった時、付近でウォーミングアップをしていた現在27歳の日本代表MFが咄嗟に反応して紙片を集め、スタッフを助けた。直後の試合でも、セントラルMFのひとりとして先発し、正確な配球とハードワークでピッチ全体に影響を与え、3-0と快勝したチームを助けている。
田中は昨季、リーズの本拠地エランド・ロードをこのように何度も熱狂させ、チャンピオンシップからの昇格に貢献した。ところがプレミアリーグを戦う今季は、開幕戦から2試合だけスターティングイレブンに名を連ねたが、その後は負傷もあって欠場やベンチスタートが多くなり、昨年12月14日のブレントフォード戦を最後に先発の機会を失っている。
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その最大の理由は、チームの目標がプレミアリーグ残留にあるからだ。
下がった序列…「自分にはまだ足りないものが」
リーズのダニエル・ファルケ監督は本来、ポゼッションをベースとした流麗な攻撃を好むドイツ人指揮官だが、中盤戦以降、チームの中央部には技術よりも強さを求めるようになった。本稿執筆時点でリーズは15位、降格圏まで4ポイントしか離れていない。背に腹は代えられないわけだ。
開幕から11月までは4バックを用いていたが、以降は5バックにもなれる3枚の最終ラインを敷き、2枚の中盤は主にキャプテンのイーサン・アンパドゥとアントン・シュタッハが務めている。どちらもタフでハードなセントラルMFで、昨夏にホッフェンハイムから加入した後者は、今季ここまでのチーム最優秀選手のひとりと評されている。そのほか、イリア・グルエフやショーン・ロングスタッフも、同じポジションを狙っている。

