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「宇田川会」主役のいま…右肘手術→育成契約「野球を見るのが辛かった時期も」前回WBC代表・宇田川優希が語る「今も続く恩人・ダルビッシュ有との絆」
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米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byKYODO
posted2026/02/16 11:01
前回大会の宮崎合宿では「宇田川会」が開催されるなど投手陣の輪の中心にこの笑顔があった
「ダルさん、あっちでもすごく気にかけてくれてるのかなと思ったら、なんか、本当に頑張ろうって思えました」
返信する際には、リハビリ生活の不安やグチはもらさず、相談もせず、「今このぐらい投げられてます」といった現状報告だけを送った。心配をかけたくないという思いと、「僕には僕に合ったリハビリがありますし、ダルさんにはダルさんに合ったリハビリがあると思うので」という理由からだ。
昨年11月にダルビッシュが右肘の手術を受けたと発表された際には、宇田川から「記事見ました。肘、大丈夫ですか?」とLINEを送った。
「ずっと見ていたい人」ダルビッシュへの思い
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宇田川はいつも“SD”(サンディエゴ・パドレス)のロゴが入った練習着で自主トレをしていた。以前ダルビッシュから贈られたものだ。
「カッコいいなって、気に入ってるんで」
宇田川に話を聞いた日はちょうど、引退報道をダルビッシュが否定した、という記事が出ており、宇田川も気になっているようだった。
「また投げて欲しいですね。同じ年に手術したというのもありますし、自分が言うのもあれなんですけど、またダルさんがマウンドに立っている姿をやっぱり見たいです。結構ダルさんのピッチングは見ていて、去年の復帰戦も見ました。人としても本当に素晴らしい方なんですけど、やっぱりピッチャーとしても、ずっと見ていたいと思うような選手なので、ずっとやっていて欲しいなって。なんか、ファンみたいな感じなんですけど(笑)。それが僕の頑張れる理由でもあるので」
今度は、自分が先に復活を果たすことで、少しでもダルさんの励みになれれば……。
そんな恩返しも、宇田川の密かなモチベーションになっている。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。


