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「宇田川会」主役のいま…右肘手術→育成契約「野球を見るのが辛かった時期も」前回WBC代表・宇田川優希が語る「今も続く恩人・ダルビッシュ有との絆」 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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posted2026/02/16 11:01

「宇田川会」主役のいま…右肘手術→育成契約「野球を見るのが辛かった時期も」前回WBC代表・宇田川優希が語る「今も続く恩人・ダルビッシュ有との絆」<Number Web> photograph by KYODO

前回大会の宮崎合宿では「宇田川会」が開催されるなど投手陣の輪の中心にこの笑顔があった

 昨年末から3度に分けてWBCのメンバーが発表されたが、そのたびに宇田川の胸はうずいた。1月末に舞洲で話を聞いた際、こう語っていた。

「次々に、メンバーが発表されたりとか、ニュースで見ると、『もし怪我をしていなくて、ちゃんと順調に行ってたらどうだったんだろう?』というふうには思いますね。

 前回は選んでいただいて、僕より上の選手たちの中で一緒に野球をやらせていただいたんですけど、(準決勝、決勝など)投げたかったところで投げられなくて、自分には足りない部分があるなと感じた大会でもありました。だから次にもう一回選ばれた時には、そういうところで投げられるピッチャーになりたいなと思っていたんですけど……。怪我をしてリハビリ中なので、選ばれることはないんですけどね」

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 WBCについては複雑な胸の内を明かしたが、宇田川は今、自身の再生に希望を持ち、しっかりと前を向いている。

一気に目覚めた指先の感覚

 リハビリは順調で、昨年7月にキャッチボールを再開し、着実に遠投の距離を広げていった。威力のあるボールも戻りつつあり、12月からはブルペンにも入っている。

 12月の契約更改の際には、こう自己分析していた。

「まだ術後9カ月なので硬さが残っているんですけど、今感覚が悪い中でも、いい球が行っているので、硬さや違和感がなくなってきた時に、もっといい球が行きそうだなというのはあります」

 期待感を持ちながらも、指先の感覚の悪さが気になっていた。キャッチボール相手に「いい球が来ている」と言われても、以前は明確にあった“ボールが指にかかる感覚”がなかったからだ。

 だが今年1月、怪我に繋がったもともとのフォームを改善するために動作分析の専門家にアドバイスを求め、体の使い方を見直したところ、眠っていた感覚が一気に目覚めた。

「分析してもらって、最初は『ほんとかな?』と思うような、ちょっと変わったドリルをやったんですけど、そうしたら、一瞬で指先の感覚がよくなったんです。その3日後ぐらいにブルペンで投げたら、7、8割の出力なのに142キロぐらい出ていた。本当に一気に感覚がよくなりました。

 それまでは、『いい球来てるよ!』と言われても、納得できていなかった自分がいたんですけど、今は『ナイスボール!』と言われたら、『だよね!』って感じです。なんか、自分に期待できるなと思って」

 そう語る表情は明るかった。

【次ページ】 リハビリ中の心を支えたダルビッシュからのLINE

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