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銅メダルに高木美帆「このままでは終わらせない」北京五輪と違う“強い言葉”に秘めた変化「これまでセーブしていた」覚悟明言で“本命”種目へ 

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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photograph byAsami Enomoto/JMPA

posted2026/02/11 11:07

銅メダルに高木美帆「このままでは終わらせない」北京五輪と違う“強い言葉”に秘めた変化「これまでセーブしていた」覚悟明言で“本命”種目へ<Number Web> photograph by Asami Enomoto/JMPA

ミラノ五輪での高木美帆の初戦、1000mは銅メダル。日本女子史上最多8個目のメダル獲得となったが、本人は悔しさを口にした

 ターゲットを1500mに絞ると明言したのは北京五輪の後だ。それまでの高木は報道陣の問いかけに対していつもしっかりと答えていたが、心情の深い部分を表に出すことはないイメージだった。1500mこそ自分のアイデンティティーが詰まっている種目であるという自負は言葉の端々から伝わっていたが、はっきりとは口にしていなかった。その理由について、「あまり話しすぎると感情が表に出てきてしまうのではないかと、セーブしていたように思う」と語ったこともある。

 しかし、目標を自分の手で掴みにいくと決めた今は違う。強い覚悟をそのテンションのまま言葉に乗せている。

「本命」1500mへ向けた決意

 1000mのレース直後は、リンクサイドでヨハンコーチから開口一番に「ブロンズ(銅メダル)だったけど、これは8個目のメダルだ。それは決して簡単なことではない」と声を掛けられた。そして、靴を脱いで表彰式に向かうまでの短い時間にも「まだ始まったばかり。ここからさらに上げていくぞ、という気持ちを2人で確認し合った」。(高木)

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 北京五輪ではヨハンコーチが北京入りしてから新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、大会序盤は隔離措置をうけてリンクに来ることができなかった。リンクに姿を現すことができたのは1500mを終えた後。(※北京五輪は今回と種目の順番が違い、1500mは大会前半に行われた)だが、今回は最初から直接指導を受けることができている。高木にとっては力強い存在だ。

「1000mのレースの内容としては、過去に自分ができたマックスのスケーティングと比較すると、まだそこに到達していない部分はある。ただ、(レールダムが)前にいるからゴールドメダルは獲れないと分かっても、ゴールラインを切るまで自分のスケーティングを全うすることは実行できた」

 そして、ヨハンコーチの力強いバックアップがある。

 次のレースは出場権を持っている500mか、あるいはチームパシュート。そこでさらに調子を上げて、大会終盤の2月20日(日本時間21日)にある1500mへ向かう。悲願成就へ、高木が不退転の第一歩を踏み出した。

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#2に続く
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