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オリンピックへの道BACK NUMBER
「子どもが産めなくなる」と蔑まれた過去も…スキージャンプ女子を花形種目にした、高梨沙羅29歳と伊藤有希31歳の“本当の功績”「ジャンプで感謝を示したい」
posted2026/02/17 11:00
ミラノ・コルティナ五輪女子NHで銅メダルを獲得した丸山希を称える高梨沙羅と伊藤有希
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
ミラノ・コルティナ五輪で競技日程を終えたスキージャンプ。日本チームは混合団体での銅メダルなど、合計4つのメダルを獲得する大健闘を見せた。しかし、五輪での女子スキージャンプの歴史は意外にも浅い。
初めて採用されたソチ五輪から出場を続けてきた高梨沙羅と伊藤有希が迎えた4度目の大舞台。その裏には、女子がジャンプ競技に向き合うことの困難さと、支えられてきたことへの感謝、そして励まし合う仲間の存在があった。長年取材を続けるスポーツライターが、独自目線で解説する。【全2回の前編】
初めて採用されたソチ五輪から出場を続けてきた高梨沙羅と伊藤有希が迎えた4度目の大舞台。その裏には、女子がジャンプ競技に向き合うことの困難さと、支えられてきたことへの感謝、そして励まし合う仲間の存在があった。長年取材を続けるスポーツライターが、独自目線で解説する。【全2回の前編】
◆◆◆
ラージヒルを終え、ハグをした2人
ノーマルヒル、混合団体、そして今大会から採用されたラージヒル。女子が参加する3つの種目がすべて終わった。
最終種目のラージヒルでは先に飛び終えた高梨沙羅が伊藤有希を出迎え、ハグして互いを称えあう姿があった。
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どちらが出迎えるにせよ、それは、この大会で何度も見られた光景だ。そしてこれまでの大会でも何度もあった光景だ。
2人にとって今大会が4度目のオリンピックであった。長きに渡り日本女子ジャンプを牽引してきた2人ならではの世界と、2人が等しくするジャンプへの思いが込められているようだった。

